「そればかりにて生きるは難し」

先日のシャンソンライブにて、
朗読された短歌。


『由起子の歌日記』

詳しくは存じ上げないのですが、
脳性まひを抱えながら、
シャンソンをならわれたりと、
チャレンジし続けている方だそうです。


読み上げられた数首の短歌は、
率直で、
飾らない、
なまの感情。
こころにささりました。

自費出版の本ということでしたので、
知り合いの方にお願いして、
ゆずっていただきました。

力強い文字、
繊細な絵、
心からの言葉。

なんど読み返しても、
感情がゆさぶられます。

わが感性
大切に生きたしと
思えども
そればかりにて
生きるは難し

人の手を
借りねば生きられぬ
身なれども
時には人が
わずらわしくも

シャンソンを
習い初めて
車椅子の
我にひとつの
希望生まれん

【追記 2010.06.04】
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