だってワクワクなんだもん♪ 仙台生活

目についたもの、聞こえてきたもの、香ってきたもの、・・・今日もキョロキョロ探検中!

猛練習と素質

最近はまってる番組
NHKスペシャル「ミラクルボディー」

トップアスリートの体を科学的に分析し、
特撮で競技フォームの特徴を解説してくれる。

ゆうべは、走り高跳び
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080427.html


何故自分の身長より上にあるバーを飛べるのか。
足のバネで跳んでいるものだと思っていたが、
そうではなかった。

長い棒を斜めに地面にうちつけると、
そのスピードが高さ方向への運動量へと変化する。
映像で見て、納得。



でも、そんな常識の中で、
本当に足のバネだけで跳んでしまうアスリートがいる。
ドナルド・トーマス(バハマ)。

彼曰く、陸上でバスケットをしているそうだ。

映像で見比べると、
走り高跳びのフォームよりも、
バスケットのダンクシュートの映像とのほうが一致してる。

それでも、世界陸上でナンバーワンになった。



それに対して、何十年もの訓練・猛練習を重ね、
記録を伸ばし続けているアスリートもいる。

アテネ五輪金メダリスト、ステファン・ホルム(スウェーデン)。

世界のジャンパーたちよりも、10cmも低い身長を
練習で補ってきた。
彼のストイックなまでの、練習に向かう心構えには
頭が下がる。まさに「継続は力なり」の体現。



一生懸命な選手にすぐ肩入れしたくなる性分なので、
すぐ、ホルム選手ガンバレ!と思って画面を見てた。

でも、トーマス選手が努力していないかというと、
そうではない。
フォームや踏み切り位置などを取り入れ始めている。
ただ、踏み切り時は、足に自分の体重の10倍近い力がかかる。
何年もかけて練習してきたアスリートとは違うため、
足を痛めてしまった。
それでも、練習をしようとする姿にも、応援したくなる。


番組の最後にトーマス選手が言った。
「人間には限界がないと思っている
 この空が何処までも青いようにね」



北京オリンピックで、どちらの選手が金メダルをとるのか。
見逃せない競技がひとつ、増えました。